コトリバコとは?
コトリバコとは、2ちゃんねるオカルト超常現象板発祥の怪談です。
元はオカルト超常現象板の名物スレッド、「洒落にならない怖い話を語ってみない?」(通称:洒落怖)に投稿された体験談。
洒落怖まとめサイトの投票所においては最も人気の高い怪談のひとつであり、1000を超える投票数を誇る人気の怪談です。
コトリバコの概要
コトリバコと呼ばれる不気味な細工箱を発見した投稿者たちが、その箱の謂れを聞くというものが怪談の概要となっています。
幽霊などの怪奇現象が描かれているわけではありませんが、山陰地方の部落に纏わる陰惨な過去や、箱の正体に関するおぞましい物語が語られており、読み物としては高い完成度を持つ文章です。
部落差別やグロテスクな内容が含まれているため、そういった意味でも閲覧には注意が必要です。
引用: https://jp.123rf.com/photo_16877240_stock-photo.html
怪談の中で語られるコトリバコとは、とある集落で過酷な迫害に抵抗するため、呪術を基に製作された呪いの小箱とされています。
その小箱に近付いた女性や子供は呪いによって殺されてしまうため、子孫を奪う「子取り箱」と呼ばれているのです。
時間が経過しても呪いは衰えることはなく、神社や寺などで長い永い年月をかけて少しずつ清めることでしか呪いを薄めることはできないと語られています。
コトリバコは実在するのか?
結論から言うと、「洒落にならない怖い話を語ってみない?」スレッドに書き込まれる話は創作であることが多いです。
創作をいかにも実際にあったかのように語るという趣旨のスレッドですので、コトリバコの逸話も創作である可能性が非常に高いです。
コトリバコについての書き込み主である小箱氏の話にも矛盾する点が多く、質問に対しても設定を後出しするような回答がみられます。
また、実際に存在するのかということはこれまでコトリバコに興味を持った人達が調べていますが、どの地方にもそれらしい伝承は見受けられません。
このことからも、コトリバコの話が創作であることがわかるでしょう。
ですが、真偽はともかくコトリバコの話は怖い話としては優秀であり、それゆえに都市伝説として語られています。