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扇風機にまつわる怖い都市伝説

投稿日:2018年7月8日 更新日:

 夏の必需品・扇風機

気温も熱くなってきて、扇風機を使っている事も多い季節となりました。

夏の必需品としてクーラーよりも扇風機を使う、という方もいるかと思います。

そんな扇風機に怖い都市伝説があります。

それは「密閉された空間で扇風機をつけたまま寝ると死ぬ」というものです。

噂の出所は?

1972年の毎日新聞に、ふろ上がりの男性が扇風機をつけたままの状態で寝ていたところ、低体温症による心臓麻痺で死亡した、という記事が掲載されました。

70年代には同様の死亡事故が報じられています。

また元プロ野球選手も吉沢岳男さんが脳出血により38歳の若さで亡くなっていますが、当時の新聞などでは、扇風機の電源を切り忘れたまま眠りについた事が原因では?という推測が紹介されていました。

現在では韓国などの一部の国々では広く信じられているそうです

風呂上がりで汗をかき、扇風機の風を浴びる事で汗が蒸発し、体温が奪われる事が原因とも推測されています。

体の水分が失われる事によって脱水症状に陥り、血液がドロドロの状態となって脳梗塞や心筋梗塞を引き起こしている、という説が挙げられています。

ですが、心臓疾患やアルコールの影響であり、扇風機による体温の低下は事故の要因ではあるものの、主な要因ではない、とする医療関係者のコメントもあります。

病気などがない人が長時間扇風機の風を浴び続けたが影響はなかった、という報告も多々あり、実際のところは「扇風機をつけたままにして寝ると死亡事故に結びつく可能性がある」というのが正しいようです。

扇風機の使い方に注意

とは言っても、まったく根拠のないデタラメというわけではないようなので、使い方には注意が必要です。

幼い子供や老人、体調がよくない場合などは、重大な事故に結びつく可能性もあります。

寝苦しいのでついつい扇風機やエアコンをつけっぱなしにしてしまいます。

しかし、風量や風向きを工夫したり、水分をしっかり摂取するなどして、事故のないように注意していただきたいと思います。

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