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『カメラを止めるな!』超低予算映画の奇跡!全国90館以上に拡大公開

投稿日:2018年7月28日 更新日:

大注目の映画カメラを止めるな!が拡大公開

目次

6月から公開中の超低予算ゾンビ映画『カメラを止めるな!』

約300万円と低予算で製作され、6月23日から東京都内の劇場2館で上映が始まったインディーズ映画「カメラを止めるな!」(上田慎一郎監督)。
監督・俳優養成の専門学校「ENBUゼミナール」のシネマプロジェクト第7弾となる異色ゾンビムービー。

とある自主映画の撮影隊が山奥の廃墟でゾンビ映画の撮影をしていたが、そこへ本物のゾンビが襲来。
ディレクターの日暮は大喜びで撮影を続けるが、撮影隊の面々は次々とゾンビ化していく…。

長回しや緻密な脚本など、無名俳優と上田監督が作り上げた野心作

これまで短編作品で評価を集めてきた上田監督の待望の劇場長編1作目で、全編96分、オーディションで選ばれた無名の俳優たちと共に創られた。

数カ月に渡るリハーサルを経て俳優たちに当て書きをし、他に類を見ない構造と緻密な脚本。
30分以上に及ぶ長回しなど、さまざま挑戦に満ちた野心作である。

実は国内外の映画祭で公開前から高く評価されていた

国内では“ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018”でゆうばりファンタランド大賞(観客賞)を受賞。

4月に出品されたイタリア「ウディネ・ファーイースト映画祭」では5分間のスタンディング・オベーションという大歓迎を受け、シルバーマルベリー(観客賞2位)を受賞。

6月にはブラジルの映画祭「Fantaspoa」で最優秀作品賞、先週末には韓国「プチョン国際ファンタスティック映画祭」にてヨーロッパ審査員特別賞を受賞したばかりと、内外で大絶賛を受けている。

カメラを止めるな!数々の受賞

出典:シネマトゥデイ

公開されると連日満員の大盛況

今年6月23日に劇場公開されると、その人気は一気に炸裂し、海外映画祭での評判、SNSでの口コミ等により都内2館の上映劇場では満席が続出した。

新宿 K's cinemaでは公開以来全72回連続満席という記録(7月22日時点)を樹立した。

興行通信社の発表する週末観客動員数ミニシアターランキング(7/21~22)では 堂々の1位に躍り出た。

指原莉乃ら芸能人から映画監督までが大絶賛

映画を観た「HKT48」の指原莉乃が、SNS上で「会う人全員にすすめてる」と紹介し、「本当に元気でるから観に行って欲しい~!内容とか調べずに。本当に面白いから~~!!!」と投稿。

自身も映画監督=“作り手”側である俳優の斎藤工は、ブログ「斎藤工務店」で「ちょっと待ってくれ 面白過ぎる やい 映画関係者達よ 邦画の現状・実状をやいのやいのと嘆く前にこの映画を観るべし」とコメントを寄せるほどだ。

本広克行、犬童一心、深田晃司、吉田大八、品川ヒロシら著名な監督たち、水野美紀をはじめとした俳優陣、水道橋博士ら映画に造詣の深い芸能人、評論家から賛辞の声が相次いだ。

映画レビューサイト「coco」では満足度100%も記録

国内最大規模の映画レビューサイト「coco」によれば、応援上映が社会現象化した『バーフバリ 王の凱旋』や、世界に誇る巨匠・黒澤明監督の『椿三十郎』、アカデミー賞受賞作『シェイプ・オブ・ウォーター』などを超える満足度100%を獲得(7月24日現在)。

「coco」ユーザーからは、「ポンコツなゾンビ映画と思いきや、途中からそのポンコツの意味が分かって二度美味しい映画」「低予算パニック映画を観る時に取る間合いをまんまと利用された感じ。これはやられた!」とその構造を絶賛する声。

「今年一番笑った映画かも! しかも最後のハードルでは素直に“感動”までさせられちゃったよ!」「後半は終始ゲラゲラと笑っていた!そしてラストは笑いながら泣いた!」と、“笑った”に加えて“泣いた”という声が続出。

映画レビューサイト「coco」はこちら

そしてついに全国90館以上で拡大公開されることに

連日チケットは即完売状態。いま最も観たい映画でありながら、最も観ることが難しい映画の1つとなっている。

この事態を受けて、ついにTOHOシネマズ 日比谷、TOHOシネマズ 新宿ほか全国40館以上にて拡大上映されることが決まった。

アスミック・エースがENBUゼミナールとの共同配給に乗り出した。

「カメラを止めるな!」が全国90館以上で上映されることが明らかに。あわせて新たな予告編がYouTubeにて解禁された。

上映中・後に拍手が巻き起こる一体感が味わえる稀有な映画

想像を裏切る展開には上映中にも拍手&爆笑が起きるほど。

「映画が観客まで巻き込んで劇場全体が1つになる感覚ってそう味わえるもんじゃない」と、鑑賞後の爽快感や、自然と拍手が巻き起こる場内の一体感が“半端ない”といった感想も。

福岡晃子「映画が終わったら、みんな普通に拍手してたやん。すごい!って思っちゃって。面白い映画やと思っても、別に拍手せんやつあるもんな。」

この夏の“奇跡” これは映画館で見るしかない!?

8月3日(金)夜には上映劇場拡大を記念した舞台挨拶の実施が決定。TOHOシネマズ 日比谷という都内屈指のメジャー劇場に、上田監督やキャスト陣が登壇する。

2018年上半期も終わろうとしている今。先ごろカンヌ国際映画祭で、パルムドールを受賞した話題作『万引き家族』に勝るとも劣らない面白さを保持している日本映画は、本作のみといっても過言ではない。

今年を象徴する邦画作品のひとつになりそうな『カメラを止めるな!』。新鋭監督と無名のキャスト陣によるゾンビ映画が、なぜここまで盛り上がりを見せているのか?ぜひ劇場で目撃して、その理由を確かめてほしい。

  • この記事を書いた人

カリメロパンチ

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