コンビニで働き日々、購入分析にハマる執筆者トントンの体験
初めまして、トントンです。ホテルマンの経験を経て現在コンビニで働いています。
勤務先より徒歩一分のところに中国や韓国の観光船が毎日のように止まっています。
勤務開始から早くも二ヶ月で、国外出身のお客様の喫煙事情をある程度把握したのでご紹介します。
今年六月初日より加熱式電子煙草IQOS(アイコス)の新フレーバー「イエローメンソール」が販売されました。
中国のお客様が好むフレーバーとは
全国の統計データを所有していないので私が直に感じた意見のみですが、こちらのフレーバーは国内外問わず人気のようです。
納品してわずか一日で在庫が切れることなど、当然のこととして起こっております。
私は喫煙化ではないので味の表現はできかねますが、カートンを開封した瞬間、ライムの香りが店内に広がるので、おそらく柑橘系の味がするのではないかと思います。
さて、こちらのIQOSは従来製品と同じく国内限定であるにも関わらず、中国からのお客様から多数の問い合わせが押し寄せてきます。
英語で対応して判明したのですが、IQOSはとくに中国男性の間で大流行しているようで、日本のお土産の定番になっているそうです。
カートンで爆買い
お客様が手渡す相手一人につき本体一セット、IQOS数種類合計十カートンをクレジットカードにてご購入されます。
ときには百カートン買われる強者もいらっしゃるほど。
当然のことながら、お客様の言いなりになれば国内でのIQOSの流通が止まってしまいますので、私は予約があると嘘をついて二カートンずつ在庫を確保します。
ちなみに私の勤務先では最も人気が高いのは「レギュラー」で十カートンのうち四カートンご購入されます。
他は好みにより「スムースレギュラー」や「ミント」そして前述の「イエローメンソール」に分かれます。
余談ですが、お土産と聞いてコンビニの名前が入った紙袋に商品を入れて差し上げると、お客様は喜ばれて同じ船に宿泊される同郷の方々に口コミで広めてくださいます。
IQOSの健康問題が重視される中、日本の大きな観光収入の一つといっても過言ではないでしょう。
では、IQOSの何が中国の方々を惹きつけるのでしょうか。
そもそも、IQOSを吸う背景は一体どのようなものでしょうか。
出典:Record China
最後に
これはあくまで私の予測ですが、現在中国は高度経済成長の途中にあります。
中国政府としては喜ばしいことなのかもしれませんが、その裏ではエリートサラリーマン中国人の精神的ストレスは計り知れないのではないでしょうか。
一方で、常にステータスを求めて大枚に羽根を生やす。
その一つとして、品質の信頼を寄せる元祖日本の電子煙草IQOSに目を向けたのではないかと。
中国の方々を見ていると、経験したことのない日本のバブル経済を目の当たりにしているようで、過去を逆算した気分になります。今後の中国経済が健康志向に繋がり、なおかつ日本に注目をし続けることを願う他ありません。