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ホラー映画の定番・ゾンビ
今ではゾンビはホラー映画の定番となっています。
映画では放射能の影響で死者が蘇ったり、ウイルスによってゾンビが発生したりと、作品によって様々です。
『ウォーキングデッド』や『バイオハザード』など、ゾンビを扱ったドラマやゲームもたくさんあります。
しかし、ゾンビが単なるフィクションではなくなってきました。
出典:AFPBB News
マイアミゾンビ事件とは?
2012年、アメリカのフロリダ州マイアミである事件が起きました。
全裸の黒人青年がホームレスの男性の顔に噛み付き、肉を食い千切っているというものでした。
駆け付けた警官が発砲しましたが被害者から離れなかったため、犯人は射殺されました。
被害者の男性は顔の大半の皮膚を失う重傷を負いましたが、一命を取り留めました。
犯行の様子が防犯カメラに収められており、その映像はインターネットを通じて拡散されました。
「マイアミゾンビ事件」もしくは「コーズウェイの食人鬼」と呼ばれている事件です。
事件の原因は?
検死の結果、腸内に未消化の錠剤が大量にあったとされています。
加害者は危険ドラッグである「バスソルト」を摂取していた、と報道されました。
この危険ドラッグは摂取すると体温が上がり、攻撃的になるそうです。加害者が熱くなって服を脱ぎ、噛み付いたという状況と一致します。
しかし、実際の検死の結果、検出されたのはマリファナのみで、アルコールや他のドラッグは検出されなかったとされています。
1人の警官の憶測によって「危険ドラッグの摂取により犯行に及んだ」という報道が広がってしまった、というのが真相です。
実は原因は判明していないのです。
軍の実験?
出典:違いは?
原因がはっきりとしていないため、様々な憶測が流れています。
中には軍の実験説というのもあります。特定のドラッグを使用する事で生きている人をゾンビ化させる技術があり、相手国の街にそれらのドラッグを散布・投下してゾンビを生み出し敵戦力を削ぐための実験の1つではないか、というものです。
いかにも都市伝説的ですが、原因を訂正したのが、政府の隠蔽ととられたのかもしれません。
海の向こうの出来事、とも呼べなくなっています。
もしかしたら近いうちに日本でも、同様の事件が発生しないとも限りません。
街にゾンビが溢れるホラー映画の1シーンが、現実になるのでしょうか。
そう考えると、ちょっと怖い話です。