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我が子がYouTubeの動画ばかり見ている事や観覧内容が心配する声が急増
YouTube
無料で利用できる動画共有の代表的なサイト。2005年に米国で設立され、2006年にグーグル社に買収された。
YouTube(ユーチューブ)は、アメリカ合衆国・カリフォルニア州サンブルーノに本社を置く世界最大の動画共有サービスで動画が見られてユーザビリティが良いことから人気となっている。見るだけでなく、誰でもアップロードして作品を公開できる。
子どもたちに大人気
「子どものスマホ動画視聴に関する調査」によると、小学生の半数以上がYouTuberの動画を視聴している。
子供にとって、日常的に接する動画はテレビよりもスマホで見るネット動画が多い。
最近では、小中学生の遊びランキングでは「スマートフォン・携帯電話・タブレット端末・パソコン(45.3%)」が堂々の第1位になっている。
出典:ニフティ不動産
そんな子供たちの動画視聴を心配するママが急増
“子どもとYouTube”というテーマは、大きな問題をはらんでいる。
ある主婦は、子どもの“動画中毒”に頭を抱えているようです。小学校1年生になる彼女の子どもは特にYouTubeがお気に入りで、一度見せるとこちらから口を出すまで何時間でも見てしまう
YouTubeを小さな子供に見せている親としては、複雑な心境だ。たとえば関連動画でさらに別の動画を視聴する際、それが“キッズにふさわしくない”内容の場合もあります。
まず「長時間視聴」による悪影響が懸念される
「放っておくと5時間以上もYouTubeを見ている」「視聴をやめないせいで、一時期は睡眠不足や学力低下にも悩まされた」
YouTube依存症になると、他者とのコミュニケーションが減り対人関係を築くことが苦手になっていきます。
動画の視聴時間は「1日1時間以内」が適切だという。
不適切動画「エルサゲート」問題も
子どもに人気のキャラクターなどを使いながら、再生すると暴力的、性的、残虐性の高い動画があります。
「ママ、動画が変だよ!」と泣きついてきた。驚いてスマホの画面をのぞくと、子どもの大好きなアニメキャラクターが血まみれになっていたりします。
エルサゲートを子どもに見せずネット動画を利用させたければ、動画配信サービス(HuluやNetflixなど)の子ども向けチャンネルや、子ども向けYouTubeアプリ「YouTube Kids」を利用することが良いと言われています。
また「自身が投稿してしまう」ことに対する問題
YouTubeは、「録画」→「次へ」→「アップロード」ボタンをタップするだけの3ステップで録画から投稿までできてしまう。判断力の乏しい子どもでも簡単に投稿できてしまいます。
炎上はおそろしい。通っている学校名を公開して住所を特定されたり、電話番号を公開したことでいたずら電話が鳴り止まなくなったりした小学生YouTuberもいるそうです。
不特定多数からの視聴を期待するような活動に晒されて、それで子どもの人格形成や処世術は上手く発達するものだろうか?
子どもにyoutubeを見せる際には「制限」をかけるようにしよう
子ども向けのYouTubeアプリとして「YouTube Kids」も配信されています。子ども向けのコンテンツを豊富に揃え、不適切な動画にはフィルターがかかる仕様になっているので安心です。
YouTubeでは[設定]を開き、子供のプロフィールに移動して[選択したコンテンツのみを表示]を選択すると、子供が視聴できる動画を選べます。
「子供たちには可能な限りユーチューブを見せない様にし、見るとしても親たちと相互作用出来るコンテンツを見なければならない」と思います。
以上のような懸念があるものの、一方で当然の流れという意見も
YouTubeの、くだらない子ども向け動画を観ていていつも思うのは、「子ども向けに特化したくだらなさ」、ということ。
大人がどんなにくだらないと思っているコンテンツからも、子どもは何かを学び取り、シナプスを発展させる一助にしています
親がある程度スクリーニングし、視聴環境や時間を管理した上で見せる分には、深刻な影響はなさそうと思う。