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「夜の熱中症」実はかなり危険だった! 死亡する例も・・・

投稿日:2018年7月19日 更新日:

連日、猛暑が続く日本列島

今週後半も四国と関西、東海、関東甲信を中心に日中の最高気温が35度以上の猛暑と熱帯夜が続きそうです。

内陸を中心に体温並みまで気温が上がる所が多く、熱中症になる危険性がさらに高まります

出典:tanki.jp

熱中症になりやすい条件を再確認

熱中症による救急搬送は、真夏日(最高気温が30度以上)になると発生し始め、猛暑日(35度以上)では急激に増加します。
気温が低くても、湿度が高いと、汗が蒸発しにくくなり、熱中症への危険が高くなります。例えば、気温が25度以下でも、湿度が80%以上ある時は注意が必要です。

熱中症の発症には、気温や湿度などの環境だけでなく、服装や体調など個人の条件も大きく影響します。

出典: NIKKEI STILE 

特に油断しやすいのが「夜間」

注意すべきは「日中」だけではない。「夜間の熱中症」で死亡例もあります。

寝ている間は体調変化に気づきにくい熱中症への意識が薄れやすくなりがちです。

東京都の調べによると、日中(朝5時~夕方5時)に熱中症で亡くなる方は全体の60%であるのに対して、夜間(夕方5時~朝5時)は40%もいることが分かりました。
都市部では、コンクリートやエアコンの放出熱などで、深夜でも気温が下がりにくい状態です。

寝ている間は体調の変化に気付きにくく、気付いた時には手足も動かせず、助けを呼べない状況になっていることが多いといいます。

出典:睡眠の教科書 

寝る前に部屋の温度を調節する無理をせずエアコンの活用をしましょう。

また気温が高くなくても、湿度が高いと熱中症になることがある。気温28度、湿度70パーセントになったら、クーラーをつけたほうがいいです。

寝る2時間ぐらい前に寝室のエアコンをONにしておけば、コンクリートの放射熱を抑えることができますので、室温が効果的に下がってゆきます。

すだれやカーテンで直射日光を遮る、換気をして屋外の涼しい空気を入れたり、通気性の良い寝具を選ぶ寝具の素材にも注目するといいと思います。

これが日中の熱中症と違うところで、寝巻きやシーツは通気性がいいもの、汗を良く吸い乾きやすいものを使う。=熱を下げるということがポイントになります。

出典:寝ころん太くん

優れた通気性と熱伝導率でひんやりとした肌触りの天然繊維「麻」は、高温多湿で寝苦しい日本の夏に最適な寝具素材のひとつです。

また、寝ている間に汗をかくと、かなりの水分が失われるので、枕元に飲料を用意しておき水分の補給をしましょう。

夏場の深酒はできれば控えたい脱水症状を起こしやすくなる。

出典:MAGA2NEWS

アルコールは利尿作用があるので、飲めば飲むほど、水分が奪われます。

そして家に帰っても、ストレスでなかなか寝付けなくなり、寝不足で自律神経が乱れると血の流れが悪くなり、体温調整が困難になり、翌朝、寝不足や二日酔いで朝食を抜くと、水分と塩分が不足して熱中症になる恐れがあります。

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