作者:ドファルコ豆きち
やあ!人類の皆の者よ!
ドファルコだ!!
いつもは闇の世界の住人に聞いた噂を人間界で言うところの
都市伝説として紹介している我だが今回は前に冒頭で話した通り我は映画を人間界の映画を鑑賞するのが実に好みだと言ったな!そこで我は考えたのだ!!
「人間の映画とやらが好みなら、魔界流で感想書いたら面白いんじゃね?」と思ってだな!なので今回は魔界流で最近話題の映画
「スマホを落としただけなのに」について書いていきたいと思う。
1. あらすじ
彼氏に電話をかけた麻美(北川景子)は、スマホから聞こえてくる聞き覚えのない男の声に言葉を失ってしまった。 たまたま落ちていたスマホを拾ったという男から、彼氏のスマホが無事に戻ってきて安堵した麻美だったが、その日を境に奇妙な出来事が起こるようになる。 身に覚えのないクレジットカードの請求。 SNSで繋がっているだけの親しくない友達からのしつこい連絡。 彼氏のスマホから麻美の個人情報が流出したのか? そして時を同じくして、人里離れた山の中で次々と若い女性の遺体が見つかり、連続殺人事件として捜査が始まる。身元不明のその遺体は、どれも長い黒髪を切り取られていた……。 スマホを拾ったのは、いったい誰だったのか。連続殺人事件の真犯人は誰なのか。平穏な日常が、音を立てて崩れていく。 ただ、スマホを落としただけなのに……。
(公式サイトから引用)
この物語りは主人公(稲葉麻美)の彼氏である(富田 誠)が、大事な会議に遅刻しそうになりタクシーを使うがそのタクシーでスマホを落としてしまう事から始まっていく。
一見誰にでも起こりそうなワンシーンから物語は展開していく。
後日富田 誠に身に覚えのないクレジットの請求が来たり、稲葉麻美にもSNSでしか繋がっていない親しくない友達から連絡が来たり過去の2人の仲睦まじい写真が何者かに使われていたり身に覚えのないメールが送信されていたりと、奇妙な事が立て続けに起こる。
そして、その同時期に連続殺人事件も起こったりその事件の共通点と言うのが長い黒髪が切り取られているという。
そして立て続けに起こる奇妙な出来事。この二つのことは関係あるのだろうか?
この映画の監督は映画「リング」や「クロユリ団地」で世界を震撼させた
ジャパニーズホラーの巨匠・中田秀夫(なかた ひでお)監督である。
2. 原作は??
我のように映画から入った人類の少なくはないだろう。原作は2017年の第15回「このミステリーがすごい!!」大賞で隠し玉作品として紹介された作品であり、著者は志賀 晃(しが あきら)先生である。
原作の方も今やAmazon の評価では星5中3.8と非常に高評価な作品である。(11月25日現在)
著者であり志賀 晃先生はニッポン放送プロジェクトの専務取締役も、しており志賀 晃はペンネームでありニッポン放送の専務取締役と二足のわらじで4作目である「スマホを落としただけなのに」で2017年四月に小説家としてデビューする。
1963年生まれで執筆活動自体は48歳の頃に始めたという。彼は学生時代のも漫画家デビューもしており、かなり多彩な人間である。現在では「スマホを落としただけなのに」の続編も描いている。
原作と映画は少し内容が違っており麻美の過去は原作では稲葉麻美は本当は山本美奈代で渚さゆり名義でアダルトビデオに、出演している映像にスタッフのミスで山本美奈代の個人情報が流出してしまいそのせいで美奈代は家族から縁を切られてしまう。
本物の稲葉麻美はブラック企業に勤めておりうつ病になっていた。
そして、本物の稲葉麻美は「私の代わりに生きてください 麻美」とメッセージを残し山本美奈代と稲葉麻美はすり替わった。という話で、しかし、映画では稲葉麻美が株で失敗して山本美奈代の名義で借金をしてしまい、その罪滅ぼしの為に自殺してしまうという話であった。
きっとアダルトビデオというのが映画の制作側には不味かったのか?と思う。他にもプロポーズのラストシーンの違いや犯人が逮捕される場所の違いなど、原作の方が作りこまれているのに対して映画版は上映時間の関係から複雑な部分と世間的にNGな言葉などはカットされている風に感じた。
3. 映画「スマホを落としただけなのに」のキャスト陣は?
なんとこの映画は監督や脚本が豪華なだけでなく出演されているキャストも豪華なメンバーである。
物語りの主人公である・稲葉麻美は少し前におめでたく結婚された北川景子さんである。
そして主人公の彼氏である・富田誠役は少し前によく聞いた「おっさんずらぶ」で話題を集め
人気沸騰中の俳優・田中圭さん。
連続殺人事件を追いかける刑事である加賀谷・学役にさまざまなドラマや映画でよく見る可愛い系男子とはまさにこのこと!!千葉雄大さん。
そして富田誠がスマホを落としてから、SNSでつきまとうようになったネットストーカーに困った稲葉麻美が頼るセキュリティ会社に勤めるSE・浦野善治役は「MEN’S NON-NO」の専属モデルとして芸能活動を始め「キセキーあの日のソビトー」にも出演していた今や大人気俳優の成田凌さん。
とその他にもネプチューンの原田泰造さんやバカリズムさん、要潤さんなどかなり豪華なキャストも揃っている。
そして主題歌を歌っているのが最近勢いを増しており映画「恋は雨上がりのように」のオープニングテーマを担当していたポルカドットスティングレイさんである。
4. 映画の評価と感想
映画の評判としては一概には良いとは言えないが題材にしている物や事柄がかなり身近な事から映画の世界感には非常に入りやすい作品だと思う。基本的には星5中3.1という評価がされている。
中田秀夫監督という事から「リング」のような感じではなく、また違ったホラー要素があり鑑賞後には身がゾクゾクとするような感覚に陥ったというような感想が多く見られる。
そして、個人的な感想としては鑑賞後にはゾッとするような、感覚には落ちいたが犯人が言っていた言葉に納得もさせられるシーンも少しあった。
現代では人類はスマホで連絡を取ったりスマホで予約を取ったりとなにをするにもスマホが必要な人類になってしまっていると思う。
そのスマホを通じての関係というのが果たして本当の恋人や友人というのか?スマホがなければ連絡さえできない、会いもしない
そんな関係は果たしてどうなのか?と少し考えさせられもするような作品であった。
5. まとめ
今回はいつもと違う事をしてみたがいかがだっただろうか?しかし、スマホを落としただけであんな悲惨な目にあうとは!
映画しか見た事がなく原作を読んでみたいと思ったら是非読んでみてはいかがでしょうか?
映画を見たことがない方もあまりネタバレしていないので見てみてもいいかもしれない。
人類の皆の者よ!ちなみに魔界流の連絡取り方はテレパシーと人間界にいる間はやはりスマホに頼ってしまうな!
しかし、我のスマホを拾い邪悪な行動に出ようとしたら死ぬ事になるぞ!
人類の皆の者もくれぐれも財布やスマホ、まあ貴重品の類いは落とすでないぞ!
もし、落としたら不思議な扉を開いてしまうのはお主かもしれんな。ではな。