皆様、気温が高く暑くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。今回は、北海道函館美術館にて開催予定の奇才・ダリ版画展について紹介したいと思います。
開催の日程は2018年7月14日から2018年8月26日までとなっています。
目次
■サルバドール・ダリとは
今回、行われる展覧会の主役であるサルバドール・ダリはシュルレアリスムを代表とするスペインの画家です。
有名な絵では、柔らかく描かれた時計の絵が有名だと思います。
ダリは、探求心も強く印象派、点描派、キュビスムなど学びその影響を受けました。
夢と心の奥にひそむ実態を暴き出すことを絵画の目的として、幻想的で非合理的な絵を描いてきました。
版画の作品も多く残しており、生きているうちに1600点以上もの作品を残してきました。
今回の展覧会では、1960年代から1970年代の作品を主にまとめており、制作された版画作品と彫刻作品を221点紹介します。
■シュルレアリスムとは
シュルレアリスムとは日本語で超現実主義と訳されます。
芸術の形や主張の一つとされており、夢のような非現実感を、現実を無視したような表現で描き出しています。
その独特な非現実感は、見る人に混乱や不可思議な感じをもたらします。
ダリの他にシュルレアリスムで活躍した画家はピエール・ロワなどです。
■みどころ
ダリは、版画制作に力を入れ文学作品の挿絵も手がけました。
その中には、ダンテの「神曲」、ゲーテの「ファウスト」などヨーロッパの文学史を彩る様々な作品を世に残しています。
ダリは、古典の文学作品をもとにシュルレアリスム的イメージをさく裂させ、奇想天外な作品を展開していきます。
■まとめ
いかがでしたでしょうか。サバドール・ダリの展覧会について簡単にまとめてみました。
シュルレアリスムの不思議な世界観を、夢のような世界を体験し、またダリの魅力的な作品に触れ、学び取ることが出来るまたとない機会だと感じました。
是非この機会を利用して、シュルレアリスムとダリの作品に触れてみるのも良いかと思います。