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スパイダーマンシリーズを振り返る!その歴史とMARVEL映画たち!

投稿日:2018年5月1日 更新日:

はじめに ~ スパイダーマンについて

かつて日本におけるアメリカンコミックの代表的な存在は「スーパーマン」でした。しかし、時代は変わりアメコミの代表的な存在といえばスパイダーマンになりました。

大体日本では外れることが多いアメコミ物において安定した稼ぎを見込めるシリーズであり、日本人の多くからも親しまれなんと会社の枠を超えて映画が作られることになったアメコミキャラの中でも勝ち組なスパイディ。

そんな彼には恐ろしく長いそして深い歴史があったりします。

スパイダーマンの歴史~少年は英雄になった~

出典:©MARVEL

1961年に誕生したスパイダーマンは多くの人々に愛される作品になりました。それまでは大人がなることが多かったヒーロー物において、珍しく少年が主人公でしかも冴えないオタク君が主人公というもの。

しかし、ただの冴えないオタクというにはコミュニケーション能力や口のうまさ、そして化学の知識などのインテリさなどからモテる素質は高いのがスパイディの本性だったりします。

他のヒーローが善悪について悩んでいたりする間に彼は学業とヒーロー活動のバランスについて考えていたり悩んでいたりするのがまた読者の共感をもたれ、人気キャラとなりました。

しかし、彼のヒーロー活動は多くの人からの共感を得られず「親愛なる隣人」をうたうわりには市民から石を投げられたり通報されたり殺されかけたり扱いがひどいのがスパイダーマンの悲しい存在をより際立たせています。

サム・ライミ待望の映画化作品「スパイダーマン」三部作

出典:©MARVEL

日本でも大ヒットをしたサム・ライミによる「スパイダーマン」三部作。なんと1作目だけで75億円も稼いだ本作。ほかシリーズと比較してもかなり昔からのファンであるサム・ライミはスパイダーマンに対する味付けはかなり現代的になりました。

原作では手から出す糸はピーターが発明した発明品という設定でしたが、この映画でサム・ライミは長年原作を読んでいたからこそ抱いていた疑念をこの映画を作ることで解消した模様です。

それは「蜘蛛なら糸を出せるはず」というもの、こういうツッコミは長年の愛読者だからこそできるのかもしれません。

「1」と「2」はヴィランであるグリーンゴブリンやドクターオクトパスの存在がそれぞれ個性的で彼らとの闘いを主体にストーリーを描いてるからこそ話に集中できましたが、「3」はやはり詰め込みすぎだなという印象がありました。

ストーリーの軸はトビー・マグワイア演じるピーターとジェームズ・フランコ演じるハリー・オズボーンの愛憎を描いたドラマというのも一般層に受けた理由かもしれません。

この映画が終わってから10年ほどたちましたが、悲しいことにスパイダーマンを演じたトビー・マグワイアはそれ以降のキャリアを構築するのに失敗してしまった印象があります。

出典:©MARVEL

ヒーロー映画を名前を借りた一級の恋愛映画「アメイジングスパイダーマン」シリーズ

出典:©MARVEL

2012~2014年に制作された本シリーズ、サム・ライミによるスパイダーマンシリーズを一切リセットして描かれた本作はサム・ライミ版がピーターとハリーの愛憎に満ちた青春ドラマが主体だったのに対して、ピーターとグウェン・ステイシーの恋愛が主体に描かれた印象があります。

実際に作中を越えて現実の世界でも恋愛関係にあったアンドリュー・ガーフィールドとエマ・ストーンのイチャイチャの数々は観ていて微笑ましくそしてかなり危ういものを感じます。

実際に観た方やある程度原作を知っている方ならわかるかもしれませんが、エマ・ストーン演じるグウェン・ステイシーというキャラの持つ悲劇性は彼女の名前をかたどって「グウェン・ステイシー・シンドローム」という言葉があるほどの有名人物。

残念ながらシリーズ2作で打ち止めになってしまった本作ですが、優れた恋愛映画というのは現実での恋愛をうまく描いているといいます。恋愛には必ずしもハッピーエンドばかりではないという現実を描いた本作。

暗いという話がありますが、僕は一級のラブストーリーとしてこの映画が大好きだったりします。

出典:©MARVEL

配給会社を越えたクロスオーバー「スパイダーマン:ホームカミング」

出典:©MARVEL

ソニーとディズニーがスパイダーマンのために共闘した本作、もちろん過去シリーズとは一切の関係はありませんが「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」でその姿を現して以降、スパイダーマンが本格的にMCUに参戦したという記念碑になった本作。

青春ドラマだったサム・ライミ版、恋愛ドラマだったアメイジング版とは違い全面的にコメディ描写が濃厚な本作。「FUCK」も「SHIT」も下ネタも言わなさそうだった過去シリーズのスパイダーマンと違い、サラッと下ネタが描かれたり出てくるキャラも現代的になっている本作。

例えばそれまで白人のイケメンアメフト選手というジャイアンキャラとして描かれたいじめっ子のフラッシュがインド系の金持ちというスネ夫キャラとして描かれ、どこか陰湿だったいじめシーンが本作では笑いどころになっているというシーンがあります。

さらにそれまで学園のアイドルだったり、いじめっ子だけど勇猛で男気があったのに対して今作のフラッシュは周囲から内心ではバカにされ周囲がピンチになったらすぐに逃げるというアホの子キャラを全開にしています。

悪役のヴァルチャーもまた魅力的で、愛する家族のために悪事をするという今までのサイコパスそのものだったスパイダーマン映画の悪役に対して庶民的な感覚を出しているのもうまく差別化していると感心できます。

本作の特徴して、なんとアイアンマンと師弟のような関係を構築しているのも魅力の一つだったりします。とはいえアイアンマンを師匠にするのは何か間違った気がして仕方ありません。

それまで暗い展開の多かったライミ版やアメイジング版と比較してもノリは軽くポップでMCU初心者にもおすすめな本作。観終わった後の快感がなんともたまりません。

出典:©MARVEL

おわりに

スパイダーマン自身の続編をすっとばして「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」にてアベンジャーズとともに最大の脅威であるサノスに挑むことが明かされるスパイダーマン。

なんとサノスにチョークスラムをくらわされ抑え込まれるというショッキングなシーンがうつっています。スパイダーマンは中々の実力者ですが、邪神王サノスに挑むのはスパイダーマンといえどもなかなか危険な行為。

はたしてスパイダーマンはサノスに勝てるのでしょうか?そして地球の運命は?すべては4月27日に公開されるアベンジャーズ/インフィニティ・ウォーで公開されると思いますので乞うご期待!

出典:©MARVEL

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