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キャプテンアメリカを振り返る!その歴史と映画たち!

投稿日:2018年4月13日 更新日:

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ヒーローとはなんでしょうか?

正義というものが様々な形がある今現在の世の中、真正面から正義を訴えることにどれだけ勇気があるのか?それに自信が持てるのか?

本日紹介するヒーローは自らの正義をブレることなく信じて日々研磨を行うまさにヒーローの中のヒーローな男です。  

キャプテンアメリカの歴史~プロパガンダを越えた英雄~

出典:©MARVEL

 

キャプテンアメリカは1941年、第二次大戦の兆しが高まっていた時代に生まれました。はっきりいってしまえば所詮はプロパガンダの一環としてアメリカ政府は戦地にいる兵士たちの戦意を高揚させるために多くの場合、コミックを使っていたとされています。

血清を使って生み出された超人兵士キャプテンアメリカはその正義の盾を振るいナチスたちを打ち倒す前線の兵士たちにとっては理想といってもいい存在でした。その後、戦争はアメリカ側の大勝利に終わり、やがて今度の敵は国内の共産主義者にシフトしていきます。

しかし、時代とともに安易に共産主義者を悪とする風潮をよしとしないようになるとやがてこの設定はなかったことになります。そして時代は60年代になっていくとキャプテンアメリカは自らの政府を疑うキャラになっていきます。

そして、80年代になると彼のキャラクターは「アメリカ政府ではなくアメリカの理想に忠誠を重んじる高潔な男」としてキャラクターを変え現在に至ります。やがて、敵はナチスよりもアメリカ政府という話も増えていきます。

さらにはアメリカ政府が行った原爆投下に対しても実は懐疑的な見方をしていたり、太平洋戦線で戦っていた時に逆に日本軍兵士やナチスの軍人の中に紳士がいたり、連合国側に人でなしがいたりとも語る彼、彼はあくまで「自由と平等を重んじる」という理想のために戦っているだけなのです。

王道の心地よさ、ヒーローvs悪役「キャプテンアメリカ/ファーストアベンジャー」

出典:©MARVEL

MCUの核の一つとなっていく「キャプテンアメリカ」シリーズの第一作になる本作。ナチスドイツの特殊部隊「ヒドラ」に立ち向かうその姿を描いています。

はっきりいえばその内容は愚直なまでにアメコミ映画の枠を越えられない作品でしたが、今考えればいい梅塩ではあるとはおもいます。

本作の悪役であるレッドスカルを演じるのは「マトリックス」三部作でエージェント・スミスを演じたヒューゴ・ウィービング。

目的は世界征服で、自らに忠誠を誓う部下を多く持つその姿はショッカー首領と似ているものがあるかもしれません。

当初、クリス・エヴァンスがキャプテンアメリカを演じることに関して批判は多く、自分も「ファンタスティックフォー」での演技のイメージがあったためチャラすぎるかなと思いきや、序盤の青臭さからキャプテンアメリカとして生まれ変わったその姿のカッコよさまで巧みに演じていたことに驚きを覚えます。

本当の敵はアメリカだった。 「キャプテンアメリカ/ウィンターソルジャー」

出典:©MARVEL

2014年に公開された第一作の続編になる本作、その内容は想像以上に現実世界をうつしえがいた生の映画でした。友人であり上官でもあるニック・フューリーが突然狙撃され、無実の罪でアメリカから追われる身となったキャプテンアメリカ。

彼は協力者とともに真実を探っていくうちに敵はなんと彼を雇っていたシールドそのものだということを知ってしまいます。そして、かつて親友だった存在がサイボーグ戦士「ウィンターソルジャー」として彼の前に君臨してしまいます。

はっきりいってMCU最大の傑作であり問題作だと思っています。

その内容は絵空事ではなく本当のアメリカそのものを描いております。

敵はアメリカ政府の中にいるというオチですが、最近のロシア疑惑でわくアメリカ国内をみると全く絵空事ではありません。

そんな絶望的な状況でもめげず自分の正義を貫くキャプテンアメリカ。彼こそ真の愛国者といえるでしょう。

もしも、友達が敵のなかにいたら・・・。「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」

出典:©MARVEL

2016年、ライバルのDCコミックによる「バットマンvsスーパーマン」を打ち破った本作。キャプテンアメリカシリーズの第三作になります。しかしその内容はほぼ実質的に「アベンジャーズ2」といってもいい内容。

実はシビルウォーという原作コミックがあり、それが元ネタの一つなのでしょうが、ほぼ内容が違っていたので驚きました。確かに国連でヒーローの身分を特定して登録制にすると考えるアイアンマンとキャプテンアメリカの対立が軸にはありましたが、本筋はウィンターソルジャーをめぐっての是々非々だった本作。

その内容はともかく、

終盤でのキャプテンアメリカvsアイアンマンのシーンは本当に悲しく痛々しいのがみていて悲しかった本作

上で少し語った「バットマンvsスーパーマン」が説明不足だったのに対してこちらは説明が簡単でオーソドックスな悲劇にしていたのがやはり勝因だったようにみえます。

最後に

4月27日に公開される「アベンジャーズ/インフィニティウォー」MCUシリーズに一つの区切りがつけられるという話があります。

さらになんと噂では今までキャプテンアメリカを演じてきていたクリス・エヴァンスがついに俳優から引退してしまうという話まであるとされております。悲しいことと受けるファンはいるとは思いますが、自分は実はこれも宣伝の一つだと思っています。

というのも、キャプテンアメリカはその活動を引退していた時期があったり話の流れで死んでいたこともあったりするのも事実。そしてもちろんそのたびに蘇っているのもお約束。

これはあくまで推測ですが、実はもしかしたら映画のキャプテンアメリカも引退か死亡のネタが作られ、シリーズが最終段階に入ったときに蘇ってくるのではないかと思っております。

というのもあくまで希望的観測にすぎませんが、そういうネタがあってもいいとはおもっているし映画の広報はもっと自由であってもいいと思っています。何はともあれ、まだ引退するには早いのではないか引退するよりまずもっと考えてほしい。とひそかにおもってます。

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