Appleのスペシャルイベントが、日本時間の9月13日午前2時から2時間にわたって行われました。
新製品発表会で新型iPhone「iPhone XR(アイフォーン・エックスアール)」を発表しました。
iPhoneは3モデル展開で、Apple Watchは新しい2サイズ展開。それぞれ順当かつ大胆にアップグレードされています。
基本スペックを比較してみる
5.8インチ有機ELディスプレイのモデル、大型の6.5インチ有機ELディスプレイのモデル、そして中間の大きさにあたりやや下の価格設定になる6.1インチ液晶ディスプレイモデルの3種類が登場します。
いずれのiPhoneもフルディスプレイ、上部にノッチのあるiPhone Xと同じデザインで、顔認証のFace IDを採用しています。
動作パワーは3機種とも変わらない
3モデルとも、プロセッサは7ナノメートルプロセスで生産された「A12 Bionic」を採用しています。
6コアCPU(4+2コア)、4コアGPU、8コアのニューラルエンジンを搭載しています。
動作パワーは3機種とも変わりません。新開発の7nmプロセスルールで製造した「A12 Bionic」チップを搭載。従来モデルに比べ15%高速、50%省電力化しています。
1200万画素のカメラを搭載
iPhone XS/XS Maxは、リアカメラは12MP広角と12MPの望遠のデュアルカメラで、フロントカメラは7MPです。
XSとXS Maxは背面に、1200万画素のカメラを2つ搭載。1つは広角用で、もう1つは望遠用。
広角側のF値は1.8で、望遠側のF値は2.4。どちらのセンサーユニットも、光学式手ブレ補正を備えています。
価格は84,800円から
ストレージは64GB、128GB、256GBの3種類で、価格は84,800円から。
一方、XSは11万2800円から、XS Maxは12万4800円からと最低容量でも10万円を超えてくる。
リーズナブルで色が多彩なXRか、ハイエンドで高価なXS/XS Maxか、悩ましいところです。
気になるカラーバリエーション
iPhone XRは、iPhone Xの外観を踏襲した新しい下位モデルで、6.1インチ(1792×828ピクセル、326ppi)の「Liquid Retina HDディスプレイ」と呼ばれるIPS液晶を搭載する。
Touch IDは搭載せず、ロック解除にはFace ID(顔認証)を使用する。
XS/XS Maxのカラーバリエーションは、iPhone Xと同じスペースグレイ、シルバーと、新色のゴールドになっています。
Face IDによる顔認証が高速化
iPhone XRのスペックを見ると、iPhone 6s/iPhone 6s Plus以降で採用している感圧タッチ機能「3D Touch」が唯一取り除かれている。
XS/XS Max/XRでフロントカメラ備える有効700万画素のRGBカメラ(F2.2)にIRカメラを組み合わせた「TrueDepthカメラ」では、Face IDによる顔認証が高速化したという。
なおiOS12のリリースは9月17日とのことです。
ホームボタンが完全に廃止
顔認証でのロック解除機能が採用され、画面下の真ん中に配置されていたホームボタンが完全に廃止されました。
新発表の3モデルとも、前面のホームボタンを廃止した。2017年に発表した「iPhone X」に仕様を統一した形となった。
今年のiPhoneの新型モデル、最大の特徴は画面の大きさです。ホームボタンが完全になくなりました。
気になる発売日は?
XSの予約は9月14日(金)16時01分(発売は9月21日)からで、XRの予約は10月19日(金)16時01分(発売は10月26日)から。
iPhone XSの価格は999ドルから、iPhone XS Maxは100ドル高い1,099ドルからとなり、予約開始は9月14日、発売は21日となります。
iPhone XRの価格は749ドルから、予約開始は2モデルのiPhoneより遅れて10月19日より、発売は10月26日となります。