皆様、いかがお過ごしでしょうか。日々、美術館では様々な展覧会が催されています。
今回は、国立新美術館にて開催されているルーヴル美術館展についてまとめてみました。
ルーヴル美術館から選りすぐられた作品群を堪能する魅力的な機会になるかと思います。
■ルーヴル美術館展の見どころについて
この展覧会では、広範囲のそして長い歴史にわたる肖像画に見どころがあります。
3000年以上前のものから、19世紀のヨーロッパの肖像画まで極めて広い範囲に至る歴史と地域をまとめているのです。
肖像画が担ってきた社会的役割や、表現上の特徴などを紐解いてゆきます。
ルーヴルの全8部門から集められた傑作110点一気に堪能することが出来る、とても魅力的な展覧会となっています。
■主な作品について
最初に紹介されているのはマスクです。古代エジプトのマスクは肖像の起源と言われ、ここでは異なる2つのマスクを紹介しています。
皆さんもご存知かもしれませんが、古代エジプトでは亡骸をミイラにしていました。この過程で、マスクも作られるのですが、古代エジプトという時代でも故人を理想化したマスクを作っていた時代と写実性を重視した時代と分かれているのです。ここでは、そんなマスクを紹介しています。
人の記憶に残すための肖像。ここでは、その人の存在を記憶として残すために作られた肖像を紹介しています。記憶に残し、その永遠性を記念するために作られた作品が展示されています。
権力を示すために作られた肖像。肖像の役割の一つとして権力を広く知らしめるというものがありました。
ここではそんな力を持った君主などが自らの権勢を広く知らしめるのに作られた肖像を紹介しています。
ほかにも、時代に即した装飾などが施された肖像や、肖像に多様性を取り込んだ作品など紹介されています。
肖像と言っても、本当に幅広くまた昔から作られていて奥が深いものとなっています。
■まとめ
いかがでしたでしょうか。
簡単にではありますが、見どころと概要についてまとめてみました。
魅力的な作品、傑作が集められ、とても興味深い展覧会になっていると感じました。
気になった方は足を運んでみるのも良いかと思います。