サザエさんはマンネリに見えて様々な変化があるのが魅力
サザエさんの魅力を一言で表すのであれば、それは「ほのぼの」。
下ネタや過激ネタはほぼなく、どこの家庭にもあるような、何気ない日常の面白さを切り取ったエピソードは、老若男女誰でも安心して楽しめる内容となっている。
食事はいつも家族団らんで楽しそうな雰囲気で夕食も割と豪華。お客様が来るたびウナギなどを注文する余裕っぷり。カツオとワカメは年が近い割に仲が良く、ダメな兄を支えるワカメだけど、やっぱり頼りになるのは兄カツオ。この2人の兄弟関係は本当に憧れる。
初期のタラちゃんは悪ガキで、叱られまくっていました。
SNS上で『サザエさん』発のワードが話題になることは多い。例えば、ワカメのクラスメートで、将来の恋人候補的な存在だった堀川くん。彼には現在、ネット上では“サイコパス”の異名がつけられている。
サザエさんの声を演じる加藤みどりさんも『家族というものは、毎日同じことをやっているようで、その言動は実は日々違っている。だから話題が尽きない』と語っていました。変わらない大事さと、そのなかで語られる“繰り返される日常”の面白さが魅力です。
初期の作品をデジタルリマスターが決定
サザエさんは作者の意向で、グッズ化やDVD化をほとんどしていないのが特徴です。
著作権を持つ原作者サイドが、DVD化を許可しないのだと思われます。
1969年10月5日に放送開始されてから、長年お茶の間で親しまれてきました。その、貴重な初期作品が、ついにデジタル化され配信されることが決定しました。
1969年~1978年分までの作品が追加配信されていく予定となっています。
サザエさんの見た目など、今とはずいぶん違っているので、また違った作品のように思えるかもしれませんね。
いずれDVD版で傑作集が出るのか?
デジタル化されたのは、1969年〜1979年までに制作され、35mmネガフィルムの状態で倉庫に保管されてきた作品。
配信は12月26日午前0時から、FODと、Amazon Prime Videoでスタート。今回の配信では、第1回放送分〜第53回放送分の中から、50回分が一挙配信されます。
FODプレミアムもAmazonプライムビデオも有料のサービスです。
すでに契約しているのなら、追加の料金は必要ありませんが、そうでないのならお金がかかります。
初期の設定や、見た目の違いのギャップにびっくりする人が多そうです。
放送初期はドタバタ調のギャグアニメであったが、それが当時の原作ファンから不評だったため1975年頃からホームドラマ路線に転換し現在に至る。
第一回は「この番組はカラー放送でお送りします」と言っていました。
キャラクターデザインが現在放送中のものとは違い、長谷川町子さんによる原作マンガのイメージに近いなど、多くの発見があります。
隣人の伊佐坂家の主婦・お軽とは女学校の同級生だった。アニメでは穏やかな人柄に描かれているが、原作のフネはかなり気性が激しく、特にカツオに対しては厳しく当たることが多いです。
気になる方は配信されるデジタルリマスターで確認しよう!